御像の姿勢や着衣形式、姿勢などの要望が細かくあるが、聞いてもらえるか

ご要望は全て形に再現できるようにいたします。必要であれば、実際にご指定の着衣形式でモデルをしていただく場合や、制作のため衣服や持物などをお借りする場合がございます。
肖像彫刻においては、可能な限り、モデルとなる方を忠実に再現した写実的な表現を目指したいと考えております

掛軸から開祖の御像を制作したい

写真だけでなく、絵画などの図像からでも、彫刻にいたします。その場合、特に重要である頭部は入念に原型制作を行います。
絵画に描かれた人物の場合、見る人によって、それぞれ異なるイメージを持っている場合があります。そのため、ご意見をうかがいながら原型制作を行い、木彫作業に入る前に、入念に準備を行います。

故人を制作したい。写真しか残されていないが、そこから彫刻にすることは可能か。

可能です。写真のみの情報でも、かなり故人様に近い御像を制作することができます。
原型の制作を通し、依頼者様が持つ故人様のイメージと擦り合わせていきます。

どのような制作手順となるのか

肖像彫刻はモデルを忠実に再現することが最も大切です。
そのため、モデルの方の面部は特に重視し、木彫を行う際に原型を入念に制作し、依頼者の方にご確認いただきます。
詳しい流れは制作の流れをご覧ください。

納期はどのくらいかかりますか

大きさや仕上げ方法によって異なりますが、例えば二尺（像高約60cm）の御像では、現在、平均2年ほどお時間をいただいております。
法要などに向け行う造像では、法要の日程などが決められている場合もあるかと思います。
その場合にはご意向に添えるよう検討いたしますので、お知らせください。

費用はどの程度を考えたら良いでしょうか

造像の価格帯は、大まかに以下の項目によって変わります。

①御像の大きさ
②使用する材木の種類　仏像に使用されることが多い、白檀、ヒノキ、カヤ、クスノキ、ケヤキなどでも、樹種によって価格帯が異なります。
③光背・台座の有無と形状
④仕上げの方法　木地、漆箔、彩色など

ご依頼主の方のご意向に沿って、一つ一つ制作する受注制作のため、一概に価格帯を提示することが難しいのが実情です。
事前に予算などが確定している場合でも、その費用に合わせて、一つ一つの仕様をご相談させていただきます。
どうぞお気軽にお問合わせください。

制作してもらう際に参考となるカタログなどはありますか

カタログなどはご用意しておりません。決められた形はなく、一体一体、受注制作となります。
依頼者の方と話し合いを重ね、造形を生み出していきます。どのような造形でも、可能な限りご対応いたします。

新しく仏像を制作したいと考えているが、どのような制作手順になるのか

お問い合わせいただいたのち、詳しくご要望をおうかがいいたします。
造形のイメージが明確に確定していない場合でも、お話をおうかがいし、こちらから具体的に案を提示することも可能です。詳しくは、制作の流れをご覧ください。どうぞお気軽にご連絡ください。

修復費用はどの程度かかりますか。

修復にかかる費用は、主に、以下の項目によって変動します。

①修復する御像の軀数
②御像の大きさ
②現在の御像の状態（剥落の有無、虫蝕の程度、など）
③新補部位の有無（手先、台座、装飾など、失われている箇所を新たに制作すること）
④仕上げの方法　木地、漆箔、彩色、古色など

修復にあたっては、現在の御姿を尊重しながらも、仏像としての尊容を取り戻すことを基本方針としています。
修復を行うにあたっては、事前に予算などが確定している場合もあるかと思います。
その際にも、今最も御像にとって必要な処置は何か、ご依頼主様と相談を重ねていきたいと思っております。
どうぞ、お気軽にご連絡ください。

修復内容はどのようなものになるのか

修復においては、制作当時の造形が最も優先されるべきであると考えています。そのため、基本的に制作当初の造形に変更を加えることはいたしません。
制作当初の造形を最優先とし、大切な御像をいかに後世に伝えるかを考えます。御像によって、構造や技法、破損状態は様々です。
心配なことや不明な点など、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください。

発注から終了まで、どのような手順となるのか

修復においては、まずは御像の状態を確認することが必要です。その上で、修復方針を考えていきます。詳しくは、修復の流れをご覧ください。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

納期はどのくらいかかりますか

大きさや仕上げ方法によって異なりますが、例えば二尺（像高約60cm）の御像では、現在、平均2年ほどお時間をいただいております。
法要などに向け行う造像では、法要の日程などが決められている場合もあるかと思います。
その場合にはご意向に添えるよう検討いたしますので、お知らせください。

デジタルデータとして御像を記録することは可能か

写真撮影や3Dデータの計測などのご要望も承ります。
３Dデータを保存しておくことで、御像の現状の姿をデジタルの形式で残すことができます。