お寺の分院のご本尊として、制作依頼をお受けしました。
訪れたお寺は、とても開放的で、多くの方が気軽に行き交うコミュニティにもなっているようでした。
仏像を安置する須弥壇を見せていただくと、拝む方との距離がとても近く、その高さは人の目線に合うようなものです。
そのため、半眼よりもむしろ、目線をまっすぐに向け、参拝にいらした方々と目線が合うようなお像にしたいと考えました。
また、「優しく、ふと頭をなでたくなるようなお像を」とのご住職のご要望は、開放的で温かなお寺の雰囲気とよく合うように感じました。
賑やかなお寺で、訪れた方々のすぐ近くで、優しくにこやかに佇むような阿弥陀如来像をイメージし、制作しました。